永住ビザを取得して5年が経ち期限が切れたので、更新手続きをするために、ウエストパースにあるイミグレーションオフィスまで行ってきました。入口を入ると、案内受付のようなものはなく、戸惑いながらも、職員と思われる女性を発見し、ビザの更新に来た旨を伝えると、入口のすぐ横にあるパソコンだけが並ぶカウンターに案内されました。そうなのです。このオフィスには永住ビザの更新の窓口なるものはなく、基本的な手続きは全てオンライン化していて、”自分で入力しろ!”ということなのです。「来る必要なかったんだ…。」と落胆しながら、一人でパソコン画面に必要事項を入力して、支払いもクレジットカード情報だけで完了、所要時間10分。最短のイミグレーションオフィス訪問でした。
このオンライン上の「Resident Return Visa Online Application」と言われる手続きについては、最後に順を追って詳しく掲載しました。
2013年10月現在、subclass 155永住ビザを保有する私が、ビザ更新の際に理解した一般的な内容も参考のために記しておきますが、個別の事項は直接移民局に問い合わせることをお勧めいたします。
基本事項
1987年以降に取得した永住ビザは5年ごとの更新が必要で(シチズンシップを取得している場合を除く)、更新、支払い手続きはオンラインで行うのが原則です。5年間の更新費用は345ドル。どうしてもオンラインで申請できない事情があれば、80ドル支払うと窓口で対応してもらえるようです。
オンラインでの申請が完了すると、後日(私の場合は翌日に)移民局からビザ発給通知書(Visa Grant Notification)がemailにて送られてきます。その中に書かれたThe visa grant numberを控え、このメールを保管しておくことで、全ての手続き完了です。出入国の際にこのThe visa grant numberを聞かれる場合もあるようです。
手続きの簡素化のため、パスポートに貼るラベルは、基本的になくなりました。パスポート番号とビザの情報は、コンピューター上でリンクしているので、ビザのステイタスはいつでもパソコン上で確認できます。従って、オーストラリア国内ではパスポートにラベルが必要になるケースはありませんが、外国に行く際に必要なことがあれば、申請用紙Form1405(ここから入手できます)に記入してイミグレーションオフィスに提出すれば、70ドルかかりますが、パスポートにラベルを貼ってもらえます。
前述の通り、更新されたビザはパスポート番号とリンクしているので、ビザが残っていてパスポートを更新した場合や盗難紛失によってパスポートを再発行した場合には、新しいパスポートの詳細をeVisa.RRV.Helpdesk@immi.gov.auまでメールにて知らせる必要があります。この連絡を怠ると、オーストラリアから、出国が認められないこともあるので気をつけてください。
オーストラリア国外に出る予定があって、ビザの失効日までに再入国できない可能性がある場合には、期限が切れる日まで待たずに、出国前に更新する必要があります。また、国外でビザの失効に気が付いたり、失効前でも再入国の頃には期限が切れる場合には、各都市のオーストラリア大使館や領事館で更新手続きを行うことができます。ただし、時間がかかることや申請が認められないケースもあるとのことです。
失効する前にビザを更新すると重複した分の費用は返金されませんが、再入国の際にビザが切れていると、入国拒否される可能性もあるので、オーストラリアを出国する前に失効日を確認し、早めに更新を済ませたほうが安全でしょう。
では、オンラインでの申請方法の流れを説明します。
オーストラリア移民局のホームページ http://www.immi.gov.au/
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① ホームから右上 Resident Return Visa をクリックする。
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② スクロールダウンしてStart an application をクリックして入力画面へと進む。
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③ タームスアンドコンディションに合意する。
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④ 下記の要領で入力したら次へ進む。
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⑤ 下記の要領で入力したら次へ進む。
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⑥ 下記の要領で入力したら次へ進む。
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⑦ ⑥まで入力した内容に虚偽がなければYesを選択して次へ進むと、入力した内容を確認する画面に移るので間違えなどがないかチェックする。
⑧ この内容を保存するためのプロセスです。この申請の呼び名をつけます。
例えば、my visa application などどんな単語でも大丈夫です。
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