パース教育事情 – 小学校編

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小学生の選択肢

 

  1. パース日本人学校
  2. 現地校(公立校 こちらで小学校はprimary schoolとよびます)
  3. 現地校(私立校)
  4.  インターナショナルスクール
  5. 補習授業校(土曜日のみ)

 

≪入学≫

現地校の場合、6月30日までに6歳になるお子さんは、小学校(primary school)に入学することとなり、7月以降が誕生日のお子さん(7月以降に6歳になるお子さん)は、プレ小学校(pre-primary school)に入学することになります。パースではプレ小学校からが義務教育です。

 

現地校に関してはDepartment of Educationの運営するウエブサイトに学校ごとに詳しい情報が掲載されています。

http://www.myschool.edu.au/

ここから各学校のウエブサイトへもリンクが張られています。(但し、ホームページを開設していない公立校もあります。)

 

My school ウエブサイトに掲載されている情報は主に以下の通りです。

  1. 学校の種類
  2. 生徒数及び教職員並びに従業員数
  3. 生徒の出席率
  4. 生徒の情報(英語以外を母国語とする生徒の割合等)
  5. 他校との比較(他校との比較に用いられる指標は2つあり、1つはIndex of Community Socio-Educational Advantage(ICSEA)、もう1つはNational Assessment Program – Literacy and Numeracy (NAPLAN)の試験結果です)
  6. 学校の財務状況

 

公立校は、学区(intake areaとよびます)内に居住する生徒全員を受け入れる必要があるため、年度途中の編入であっても定員数を理由に断られることはない様です。ただ、お子さんの英語力によっては学年を1つ落として入学することを推薦されたり、あるいは英語を母国語としない生徒のための専門コースを設けている他校を推薦されることなどもあるようです。尚、これらの対応は各学校の方針や、地域によって大きな差があります。

 

公立校は学区(住所)による入学審査があり、学区内に居住することを証明するために賃貸契約写や、電気、水道代などの請求書の提示を求められることもありますので、特定の地域の公立校へ通わせたいという場合にはまずは学区内で住居を探すことが重要です。

 

≪日本人学校≫

パース日本人学校はCity Beachというサバーブにあり、パース市内から西へ10キロほどの場所にあります。

http://www.japaneseschool.wa.edu.au/

日本人学校のスケジュール(現地校にあわせ4学期制です)

http://www.japaneseschool.wa.edu.au/school.html

 

≪補習授業校(土曜日のみ)≫

パース補習授業校は、パース日本人学校の校舎において毎週土曜日、現地校に通学している日本語を母国語、もしくは継承語とする5歳から中学2年生までを対象とし、児童の国語力の保持と帰国準備を目的とした国語の授業を行っています。

http://www.wjsperth.org/

 

≪インターナショナルスクール≫

インターナショナルスクールに関しては以下のウエブサイトをご覧ください。

http://www.iswa.wa.edu.au/

 

≪公立と私立の違い≫

オーストラリアでは全国的にyear 3, 5, 7, 9の学年の生徒を対象に、毎年、英語と算数の学力テスト(NAPLANとよばれています)が実施されます。そのテスト結果を参考にした学校ランキングが前述のmy schoolウエブサイトにて公開されていますが、公立・私立のどちらか一方が偏って秀でているという事実はなく、上位校には私立校も公立校も名前があがっています。

http://www.myschool.edu.au/

 

≪私立校≫

西オーストラリア州の私立校は、カソリック系の学校かカソリック系ではない独立系の学校であるかの2種類に大きく分けられます。

 

カソリック系の学校に関する情報は、Catholic Education Office of WAの運営するウエブサイトに掲載されています。

http://internet.ceo.wa.edu.au/Pages/default.aspx

 

カソリック系の学校には、生徒の保護者が出身者であるか否か、生徒の兄弟又は姉妹が出身者かまたは通学中であるか否か、生徒自身が洗礼を受けているか否か、生徒が通う教会と学校が同系列か否か等を考慮し、生徒の入学に優先順をつける学校があります。

 

また、私立校に子供を通わせる家庭の中には、子供が生まれた時から願書を出すケースもあり、パース転居直後に願書を出して即入学ができるとは限りません。

 

カソリック系ではない独立系の私立校においても、カソリック系の学校と同じく、生徒の保護者が出身者か否か、生徒の兄弟又は姉妹が出身者か否かによって、生徒の受入れに優先順位をつける学校があります。

 

私立学校の情報は西豪州私立学校協会Association of Independent School of Western Australiaの運営するウエブサイトに掲載されています。

http://www.ais.wa.edu.au/

 

≪学費≫

日本人学校の学費については以下ページをご参照ください、

http://www.japaneseschool.wa.edu.au/entrance.html#02

公立校の学費は、永住者およびオーストラリア国籍保有者は無料、その他のビザ保有者はビザの種類別に異なる学費を請求されます。詳細は、Government of Western Australia内の機関であるETI(Education and Training International)が運営するウエブサイトにてご確認ください。

http://www.eti.wa.edu.au/

私立校の学費は学校により様々です。

各学校のホームページなどでお調べになる事をお勧めします。

インターナショナルスクールの学費は、以下のページに記載されています。

http://www.iswa.wa.edu.au/admissions/feestructure/

なお、学費は年々上がります。

 

≪学費以外にかかる費用≫

遠足、水泳、キャンプ、コーラス等に参加する為に費用がかかることがあり、学校によってそれぞれ数十ドル~数百ドルかかるようです。

 

≪送迎≫

児童の登下校はほとんどの保護者が付き添います。公立校であっても車で送迎する家庭もあります。パースでは地域により治安、交通量に大差があり、また歩行者や自転車が安心して利用できる歩道の整備状況も様々です。立地条件や学区の大きさ、地域により、徒歩や自転車での登下校児童が多い学校もありますし、また逆に保護者の車での送迎がほとんどを占める場合もあります。最近では保護者同士が協力し合い登下校を見守るシステム(Walking School Bus)を導入している学校もあるようです。また、パースの夏は猛暑、冬はスコールのような豪雨が降る環境です。公共交通機関(バス・電車)もありますが路線も本数も限られています。

 

≪住む場所(サバーブ)および引っ越し≫

在パース領事館のウエブサイトに、西オーストラリア州警察の犯罪統計資料を基に作成された、犯罪件数の多い地域(サバーブ)情報が掲載されています。転居先地域を選択するうえで参考になりますのでご覧ください。

http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/perth.html

 

尚、一旦入学が認められれば、その後、学区外に引っ越しをして住所が変わったとしても引き続き同じ小学校に通うことができます。

 

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